イケメン弁護士の求愛宣言!
より小さくなったのは真斗さんのほうで、その姿に呆気にとられる。

出会ってまだ三日目だけど、大人の余裕しか感じなかったから、意外な一面を垣間見せられて驚いてしまった。

だけどそれが私にとっては、彼を少し身近に感じさせるものになった。

「私のほうこそ、すみません……。真斗さんがイヤなわけでも、来島先生を好きなわけでもないんです」

だからか、ようやく今の気持ちを少しでも、口にすることができた。

すると、そんな私に真斗さんは視線を上げた。

「ありがとう。由依子ちゃんに気を遣わせて、本当情けないよな」

小さく笑う彼は、資料を整頓し直している。

そして、私を見据えると言った。

「たとえ、由依子ちゃんが誰を好きでも好きじゃなくても、オレは諦めないって決めてるから。まだ、きみに対して告白以外なにもしてない」

「真斗さん……」

そのセリフに、胸が高鳴らないわけがなくて、ふたりの時間をよりドキドキ感じてしまっていた。
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