イケメン弁護士の求愛宣言!
来島先生までもが、私を好き……?

昨日から、タケシくんが狙っていただの、真斗さんから一目惚れされだたの聞いて、さらに来島先生までもが私を好きって……。

頭の中は混乱して、整理することができない。

今までの人生の中で、こんなに一度に誰かから想われたことなんてなかったから。

すると、来島先生は少し恥ずかしそうに、はにかんだ笑顔を向けた。

「ビックリしたろ? その様子じゃ、全く疑ってもないって感じだもんな。オレは、一緒に仕事をするようになってすぐ、由依子ちゃんを好きになったんだけどな」

「そうなんですか……? すいません、全然気がつかなくて。でも、どうして私なんですか?」

戸惑いながら聞くと、先生は真面目に答えてくれた。

「安心するから。由依子ちゃんて、周りに気を遣えるし、飾らない性格だろ? 弁護士なんて、華やかに見えるかもしれないけど、けっこう神経が擦り減ってるんだ。そんな時、由依子ちゃんを見ると癒される」
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