イケメン弁護士の求愛宣言!
「え……?」

ドキドキする気持ちが加速していくのを感じながら、真斗さんに目が釘付けになる。

その彼はハンドルを持ち、真っ直ぐ前を見据えている。

でもその表情が笑顔だということは、口角が上がっているから分かった。

「だってオレ、由依子ちゃんとふたりきりがいいから。秀一も、由依子ちゃんがタイプじゃないかと思うんだ。だから、邪魔させない」

その言い方で、真斗さんは来島先生が私に告白をしてきたことを知らないんだと分かった。

来島先生のタイプが私だとは、言い切っていないし……。

ただ、どこを見てそう感じたのかが謎で、つい聞いてしまっていた。

「どうして、来島先生が私のことをタイプだって思うんですか?」

当の私は、告白されるまで先生の気持ちをまったく気がつかなかったというのに。

「会話の多さかな? 秀一ってさ、人に興味をもつことの方が珍しいんだ。由依子ちゃんと業務外の話をしたり、ランチに誘ってる時点で怪しいって思ってる」
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