罰ゲームから始まる恋。
菊原くんにつれてこられたのは、今はまったく
使われていない空き教室。
使わない机や椅子が散乱していて、
ホコリっぽくて思わず咳き込んでしまう。
「あの…わざわざ空き教室まで来て、どうしたの?」
…私、菊原くんを怒らせるような事したかな。
と、私がビビっていると。
ハハハハハッ!
突然、菊原くんが笑い出す。
それにまたビックリしていると。
「松山、そんなビビんないで?
俺、何もしねーから。」
と言って私の頭をポンポン、とした。