そいつ、俺の。
でも、そんなこと関係ないよね!



私がひとりでブツブツいっていると先輩が近寄ってきた。



「紗彩ー?大丈夫?ボーッとしてるなんてらしくないぞ。もしかして、熱中症!?」



そういってラケットを持ってる反対の手で私のおでこに触れる。


「暑い?大丈夫か?」




きゃーっ!手が!!てか近いですっ!先輩!



心配そうに見つめられて私は真っ赤。




「顔真っ赤。かーわいいー。」


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