そいつ、俺の。
わたしに気づくとパッと顔を明るくさせた。




「あれ?紗彩じゃん。・・・耳鼻科通いだもんな。」




ゆうくんの顔を見てまた思い出した。




そのときは、もうゆうくんのお引っ越しが決まってた。




でも涙をこらえて隣に腰を下ろす。



病院では泣いちゃダメ!迷惑だもんね!
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