放課後の実験室
「…ぃ、おーい!白石!」
「はっ!ごめんなさい!
つい、ぼーっとしちゃって…」
「実験中だぞ?ボーッとするな。
危険なんだからな?特に今日は。」
「あ、そうなんですか?
今日はどんな実験するんですか?」
「あぁ、もう薬は出来上がってる。
あとは実験台の白石くんに飲んで
もらって効果を試すのみだよ。」
「………」
実験台と聞いた瞬間、私はクルッと
回って実験室を出ようとした。
すると、肩を掴まれ振り向くと
黒い王子スマイルをした
先輩がいた。