私の彼氏様は純情すぎる
「ほら シン君の方が手ぇおっきいよ」
ポンとシン君のてのひらに重ね合わせた
ビクッと手が動いたのが分かったけどなんとか持ちこたえたみたい
いつもなら拒否られるところなのに今日は一気に汗ばんで来るだけだ
「え てか シン君 指ほっそいね!!
しかも長いし!! …いいなぁ」
キレイな手
ムカつくからニギニギしちゃえ
あ 意外と骨っぽい
「……」
チラッとシン君の方を見ると私の手と触れていない方の手で前髪を弄りながら顔を隠していた
あ 照れてる
「……シン君 もしかして 照れてる…?」
「…あのですね…」
「…ん…?」