恋が都合よく落ちてるわけない
「かな…で…ちょっと、いや…止めて」
落合君は、私の口を塞ぐようにキスし、片方の手で私の両手を押さえつけた。
「可愛い…」
首筋にキスしながら、
「須田なんか止めて俺にして」
カットソーの裾をたくしあげた。
「ちょっと、奏何するの!! 止めなさい」
奏はブラジャーまで引っ張っり上げて、両方の胸があらわになっていた。
「千鶴さんのおっぱい見ちゃった」
「奏止めなさいってば!」
奏は、片方のふくらみを空いてる手で愛撫している。
私は、奏の腰が浮いて膝が入る瞬間を見定めていた。奏の体がピッタリくっついて膝が入らない。
「奏?ちょっと、もう止めて…陽子さん待ってるてば…」
「彼女寝てるよ…」
私は、抵抗するのを止めた。
奏が胸に顔を埋めて、好きな場所にキスをしている。
「奏、痛いってば、止めて」
「ごめん」
口が離れたタイミングで、胸から奏の頭を引き離し、キスすると見せかけて、膝ゲリを奏の急所に食らわした。
「うううっ…いってぇ ! !」
奏の体が私から離れた。
着ているものの乱れを直して、散らばってた衣類を適当にバッグに入れた。
「奏、行くよ」
「痛くて動けない…」
「じゃあ、置いてく」
「誰が、運転すんだよ…」
「私。キーはこれね?じゃあね」
「ちょっと待って、行くから」
「ずっと、そうしてたら」
「くそっ、こんなことなら最後までやればよかった」
「そんなの、10年早いよ」