恋が都合よく落ちてるわけない
会議の後、須田さんと二人で、システム課の入っているフロアまで来た 。私達の姿が見えると、課長が大きな声をあげた。
「あれ?須田じゃないか?」
「おう!下田」
「知り合いですか?」
みんなの視線が課長に集中する。
なんだかまったく逆で面白い。
課長は、丸顔のおっとりしたインドアタイプ、須田さんは、じっとしていない活動的で、真夏の暑い日にグラウンドにいそう。
「須田くんとは、同期だよ」
打ち合わせが終わった後、須田さんは、私達がいるフロアに行くと言った。
フロア中の女の子に不審者扱いされたと知って一度、顔を見せに行くと言い出したのだ。
そういえば、課長、同期なら、須田さんのこと知ってたんだ。
「ええっ!!なんだ!
課長に聞けばよかったんだ」
「大島君、何のこと?」
「須田さんが、
どこの誰だか分からなかったので、
不審者だったら、
どうしようと話してたんです」
課長に、ここ数日、
話題になったことを教える。
「お前は、人のこと不審者だの、
変態だの呼びやがって」
課長が、心配そうに私を見る。
「変態って…大島君」
「いえ、課長、大丈夫です。実際に、
何かされたわけじゃありませんから」
「何もしてないだろ。まだ」
私は、須田さんに、
黙れという目で見る。
「今は、どこにいるの?」
課長は、私が聞きたいことを、
ずばっと聞いてくれた。
「監査だよ」
「あれ?須田はまだ、
会社辞めてないんだっけ?」
「一度、退社して、また戻って来た」
「何で?」
「会計士になって出て、
監査を作るから、
手伝えって会長に呼ばれた」
「相変わらす、大変だね」
「あれ?須田じゃないか?」
「おう!下田」
「知り合いですか?」
みんなの視線が課長に集中する。
なんだかまったく逆で面白い。
課長は、丸顔のおっとりしたインドアタイプ、須田さんは、じっとしていない活動的で、真夏の暑い日にグラウンドにいそう。
「須田くんとは、同期だよ」
打ち合わせが終わった後、須田さんは、私達がいるフロアに行くと言った。
フロア中の女の子に不審者扱いされたと知って一度、顔を見せに行くと言い出したのだ。
そういえば、課長、同期なら、須田さんのこと知ってたんだ。
「ええっ!!なんだ!
課長に聞けばよかったんだ」
「大島君、何のこと?」
「須田さんが、
どこの誰だか分からなかったので、
不審者だったら、
どうしようと話してたんです」
課長に、ここ数日、
話題になったことを教える。
「お前は、人のこと不審者だの、
変態だの呼びやがって」
課長が、心配そうに私を見る。
「変態って…大島君」
「いえ、課長、大丈夫です。実際に、
何かされたわけじゃありませんから」
「何もしてないだろ。まだ」
私は、須田さんに、
黙れという目で見る。
「今は、どこにいるの?」
課長は、私が聞きたいことを、
ずばっと聞いてくれた。
「監査だよ」
「あれ?須田はまだ、
会社辞めてないんだっけ?」
「一度、退社して、また戻って来た」
「何で?」
「会計士になって出て、
監査を作るから、
手伝えって会長に呼ばれた」
「相変わらす、大変だね」