歪な愛のカタチ
由佳は僕がバイト終わるまで待っててくれて一緒に帰ることにした。


「隆ちゃんお疲れ様。」


「ありがとう。」

由佳の歩幅に合わせて歩く。こんなに小さかったんだ。

「隆ちゃん、告白しないの?」

由佳は突然言った。

「できるわけないじゃん。僕は男だよ?松岡さんも男だよ?」

「だから何?男の人が男の人を好きになっちゃいけないの?」

由佳はちょっと興奮したようにそう言った。
< 15 / 100 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop