歪な愛のカタチ
「百合…」

私は小さく呟いて、やわらかそうな唇に指を当てた。

起きない、気づかない。


私は衝動的に百合にキスをした。

触れるだけの優しいキス。


その時、図書室のドアが開いた。


立っていたのは隆ちゃんじゃなく、和真だった。


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