wolfeye
かなたの仕事場に行ってから数日後

いつもならかなたと一緒に病院に行くのだけど数日前からすごく疲れてるようで

起こすのもかわいそうになり一人で出かけた。

バスにのり病院前のバス停で降りる

今日は晴れてて気持ちがいい

バス停で降り受付で手続きをする

椅子に座り本を読んでいると「小春」と呼ぶ声が

声の方を振り向くとあのオーナーだった

こんな所になんでいるんだろう「どこか悪いんですか?」と聞くと

「いや、お前が今日病院の日だと聞いたから」と言われ私は不思議に思った。

何で私が病院の日だと知ってるの?それに関係ないのに

彼の行動が怖くなり私はかなたにメールをした

「かなた病院に来て」と

オーナーは私が呼ばれるまでずっと私の横に座っていた。

なぜか話もしないでじっと横にでもなぜか安心する

不思議な感覚がありやっぱりどこかで会ってるのかな?と考えていると

向こうから急いでたのかラフな格好で走ってくるかなたを見つけた。

私はすぐに抱きしめてもらいたくて立ち上がるとオーナーは私の手を引っ張り椅子に座らせた。

かなたが私の前に立つとオーナーはかなたに話があると言い連れて行った。

なぜか不安な気持ちになって後を追うつもりだったが先生に呼ばれ断念した。

診察はいつも変わらず後痛み止めを処方されて終わった。

診察室から出るといつの間にかオーナーはいなくてかなたが椅子に座っていた。

私の顔を見るとせつなそうに私の手を握るかなた

会計を終わらせ二人で家に戻った。

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