wolfeye
その場に連れてこられ今日から父と母になった人から俺は紹介された。

「今日から息子になった黒島蓮だ、こいつを頼む」という新しい父の言葉に皆頷き頭を下げた。

俺の事を珍しそうに見るこの人たちもあいつらと一緒か?

はじめは興味深そうに見ていたが皆あいつらのような目はしてなかった

逆に顔は怖いが優しい目で俺を見てくれる。

ここでは今までに感じなかったことが多く安心する。

皆とご飯を食べ、大きな風呂に入りふかふかな布団に体を預けると

疲れていたのかいつの間にか眠りについた。

俺は基本寝ない・・・いや眠れないのだ

30分すると目が覚める

布団の中で目を開け天井を見る

「小春、明日会いに行くでもきっと会えるのは最後だ」

俺は、眠れない目を閉じてみる

結局眠れずもう朝が開けようとしていた。

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