wolfeye
琥珀君は私の横にくっついて離れない

それを見ていたオーナーが「琥珀いい加減にしろよ小春が困ってんだろ?」と怒ると

「いいんだよ、小春は体の調子が悪いから何かあったら大変だろ?俺がそばにいて面倒を見る」と言い始めた

組長さんの横にいる奥様が笑いながら

「小春ちゃん琥珀のことよろしくね」と私に言うので

「こちらこそよろしくお願いします」と頭を下げると

琥珀君が「そろそろいいか?小春も疲れてるだろうから」と言い私を立たせると

私に「小春抱っこしたら背中痛いか?」と聞かれたので少し痛いかもというと

いきなり持ち上げた。

「痛いか」と聞かれ「いいえ」と答えると

「じゃあ部屋まで運んでやる」と言ってそのまま抱きかかえるのをじっと見ていて

3人とも驚いた顔をしていた。

「また飯の時間になったらな」といい襖をあけ

どこかに連れて行かれる

その途中で「お兄ちゃん、今日も授業サボって先生が怒ってたよ」という女の子

抱えられてた身体が下されると目の前に綺麗な女の子が立っていた。

「誰この人?」と聞かれ

「蓮兄が連れてきた小春っていうんだ今日から住み込みで働くよろしく頼むぞ」

と琥珀君が全部答えてくれる

女の子は、「黒島彩花です」と頭を下げるので私も急いで頭を下げて挨拶をした。

「ご迷惑かけると思いますがよろしくお願いします」と頭を下げると琥珀君が

「小春疲れるだろ?もういいよお前の部屋に行くぞ」と優しく手を握り「少し引っ張るぞ」と連れて行ってくれる

その姿を見た彩花ちゃんが叫んでどこかに行ったみたい

私は琥珀君の後を一生懸命ついていくとドアの前に止まった

ドアを開けてくれると私の荷物が置いてあり布団もひいてあった。

「お前少し疲れた顔してるから寝たほうがいいぞ俺がそばにいてやるから」といい

私は無理やり布団の中に押し込まれた。

布団の横にごろんとねはじめる琥珀君

私はどうしていいのかわからずそわそわしていると

「小春お前目を閉じろそしたら眠れるから」というので

目をつぶってみると本当にいつの間にか眠っていた。

< 33 / 77 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop