wolfeye
私はその車に乗り込む

そのまま高級ホテルへ

この人はお金持ちなんだ養子の話かしら

ホテルに着くと個室部屋へ通される

中に入るとあの人と同じ目をした女性が座っていた。

「ごめんなさいね」と私を見て頭を下げる女

座ってと男から言われ素直に座る

すぐにスタッフが飲み物を持ってきてくれた。

「勝手に頼んだけどいいかしら?」と聞く女にうなずくと

「まずはあなたに出会ったことに乾杯しましょうか?」

「くるみさんは未成年だからお水でね」とグラスを傾け乾杯をした。

どんどん食事が並べられる

「いつもなら一品ずつ持ってきてもらうんだけど今日は聞かれたら困る話だから」

とあの人と同じ目の女はいう

私は聞いた「あなたは蓮のお母さんですか?」と

相手の女はよくわかったわねと笑った。

男もこの子ならやってくれるだろうと言い話しはじめた

私はね、蓮に近寄るあの女を殺したいの

あの子は、将来黒島組を継ぐ人間あんな女と何かあっては困るの

だからね、と私に計画を話しはじめた。

私の前にはお金の詰まった袋が置かれ

「あなたには何も迷惑はかけないわただ、あの女に蓮の前からいなくなってほしいの」

あの子が渡したピアスはものすごい効果があるの

ピアスもあなたにあげるわ

そして蓮をあなたのものにしてほしいの

まずあの女を蓮の前から消してくれればあなたと養子縁組するわ

それまでにいろいろやって頂戴という女

顔も似てれば性格もあいつに似てるわね

私は喜んで協力するというと女は嬉しそうに笑う



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