wolfeye
そして放火があった日

私は実行した

皆が寝静まったあと、火をつけた。

小春と私の部屋は近かったので私が騒ぎ出すとあの子は皆を外に誘導し始めた。

あらかじめかなたのスープに少し混ぜて飲ませて逃げるのを遅れさせた。

そのあとに「小春に聞こえるように、かなたがいない」とあの孤児院の中におびき寄せる

あの子は変な正義感あるからすぐに引っかかってかなたを探しに孤児院の中に入り

連れて逃げてるときに木を倒したらその下敷きになった

私は、助けるふりをして消防隊員を呼んだ

そして私は小春の耳につけてあったピアスを取り心配してるように見せかけた。

予想外だったのが小春と同い年の知美が亡くなった

なぜ死んだか初めは分らなかったが私が入れた睡眠薬入りスープを半分かなたからもらって飲んだそうだ

知美は火事にも気づかず眠っていた。

それに知美の耳にはピアスの穴が開いていてその亡くなった子を蓮は小春が亡くなったと勘違いした。

未成年だったのとあの女たちの力なのか新聞には名前が載らなかった。

あとで小春の症状を聞いたら首から背中にかけて火傷をした事、蓮の事を忘れていたこと

警察官が知美の体内から微量の睡眠薬があったと警察が動いていたので

私もあの人たちほとぼりが冷めるまで接近するのは止めてたけど

私がソワレで働き出してすぐにあの人たちと会うことになった。

3人でカフェに行く

あの女と男は相場と言って蓮の捨てた両親

相馬の奥様に「あなたのおかげでうまくいったわ」と言われ

「あら、ピアスしてないの?」と聞かれた。

「あなたの息子さんに引きちぎられました」と言うと、そんなひどいことを

「ごめんなさいね、あの子は怖い子だからあの目、私と一緒だけど怒るとね赤くなるの

それに何を考えてるかわからないし気持ち悪くなってちょうど黒島組が子供がいないって言ったから

あの子を売ったの500万円で」私はあの子に会えない

だからねあなたが結婚してくれれば私達はもう一度親子になれる

と笑いながら私を見る二人

それにあの子が黒島組の跡取りになれば私たちも幸せに暮らせる・・・・

そのあとすぐに私と相馬夫婦と養子縁組をしようと言い出し

紙を出して記入してと言われ私は書き込んだ。

あとは手続きをしてあなたは相馬くるみになると言って女は微笑んだ

「あなたは、私と一緒の匂いがするあなたなら蓮を幸せにできるわそれにあなたはきれいだもの

すぐにあなたならものにできるわ。それに私たちが捨てたと言っても何かあればあの子は私たちの為にしてくれる」と言い切る相場の奥様

「多分すぐには難しいとは思うけど頑張ってね」というとお店から出て行く二人

とにかく今は少し様子を見てかなたとオーナーを使って蓮を私のものにしなきゃ

でも以外よね、かなたが小春を捨てたなんて

まあいいわ、そろそろ仕事行く時間だわ

かんたが迎えに来てくれる

私は準備を始めた。

< 40 / 77 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop