wolfeye
車に乗り込むとお花のいい匂いが

寛太が運転してるときに気になったことを聞いてみた。

「ねえ何で私にはルピナスってお花にしてくれたの?」

「店員さんに綺麗な花だったからは何も意味があるんでしょ?聞いたらあなたは私の安らぎって

意味があるんだって、今俺が思ってるそのままの気持ち

バラが一番似合う気がするけどこういう花もたまにはいいのかなって」

「寛太ありがとう」

「いえいえ俺の大切な姫の為です」

私はこの言葉を聞いてもう迷いがなくなった

寛太のそばにいたい

貰った鼻に顔を近付けるといい匂いがした。

「くるみもうすぐ着くよ」

前を見ると大きな病院が見えた

駐車場に停めると、ガーベラと私が頼んだ花を持ち小春の病室へ

寛太が病室も聞いてきてくれてそのまま部屋に向かった

その部屋は個室になっていてドアをノックして部屋に入ると天井をボーっと見ている小春

私は、心配そうな顔を作り小春に駆け寄る

「小春、大丈夫?」と聞くと

驚いたような顔で私を見てこういった「くるみちゃん?」

えっ、こいつ意識戻ったの?

「そうだよくるみだよ刺されたって聞いてびっくりしてお見舞いに来たの」というと

嬉しそうに「ありがとう」と答える。

でも驚いたことがあった。

「ねえくるみちゃんかなたは元気?ずっとあってないんだけど」と言い出す小春

「うん、私も孤児院出てからあってなくてもしあったら小春のこと伝えとくね」と話すと

「ありがとう」という小春

「あっそうだ、お花持ってきたの花瓶ある?」と聞くと

「わからない」

「どうしよう」、寛太と聞くと

「いいよ俺がナースステーションで聞いてみる」と言って病室を出て行く

「ごめんね」

「二人でつもるはなしもあるだろうからゆっくり話な」

病室から出て行く寛太
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