wolfeye

寛太と食事をして18時ごろ駅で別れた

「用事が終わったら連絡して」というと車は走り去った。

私は決意した

相馬の両親と養子縁組を解消してもらおう

少し早めだが指定された料亭に行くことにした。

料亭に着くと中に通してもらい少し待つと相馬の両親がやってきた

私は、二人にお願いした。

「蓮と結婚なんかしたくありません養子縁組を解消してください」と頼むと

母は私の頬を叩いた。

「いまさら何言ってんのよ、あんたは蓮と結婚しなきゃ養子縁組なんてするわけないでしょ？」

「もう後戻りはできないのきっちりやってもらうわ」といい

男は「家内の言う通りするんだ」という

少しすると蓮が入ってきた。

「お父さんお母さん遅くなってすみません」と頭を下げると

「いいのよ、嬉しくて早く来ちゃったの」

さっそくだけど「この子が相馬くるみちゃん」というと

「孤児院で一緒だったな」

「はい」

「くるみは俺の仕事の支えになれるのか？」

「・・・・・」

くるみなんで返事をしないの？

「お母さん緊張してるんだ」

蓮が食事を始めるようにお願いすると美味しそうな食事が運ばれてきた

食べながら相馬の両親は蓮に話しかける

蓮も微笑みながら話を返してる

「食事が終わるころ蓮が両親にお願いをした」

「食事終わったら俺が連れて行きたい場所がある

一緒に来てくれないか？」と頼む蓮

「もちろんよどこでも行くわ」という父と母

「くるみはこの後用事があるのか？」と聞かれ

私が頷くと・・・・「わかった」

「じゃあ父さんと母さんだけ来てもらう」

「くるみもう一度聞くお前は俺の仕事の支えになるのか？」

「ごめんなさい私好きない人がいるの」

「そっか、じゃあそいつと幸せになれよ」とほほ笑む蓮

その笑顔が怖く感じた

相馬の両親は「あんたは何てこというの」と怒鳴り始めたが

「無理して一緒にいて貰わなくてもいい」

「父さん母さんがいてくれるんだろ？」

「俺、今までで一番思ってたことが今日叶う本当にうれしいんだ」

「私たちのせいであなたには嫌な思いさせてごめんなさい」と泣き出す母

「いいんだよ、今日俺が連れて行けることで一番の願いがかなうんだから」

「もうくるみに結婚を強制するのは止めてくれ」というと

「わかったわもう言わない」

「そっかじゃあそろそろ移動するか？」

先に車に戻って料亭前に車止めとくから後で来てくれ」と母たちにいうと

「少しくるみと話してからでもいかしら？」

「大丈夫だ」

「くるみ、またな」とほほ笑み部屋を後にする蓮

蓮がいなくなると相馬両親は私にこういった

「もうあんたはいらない、かなたって男も火事を起こしたのも全部あんたのせいだから

私たちのほうが養子縁組解消させてもらうわ

あんたが何もかもやったってばれなきゃいいけどね」

あとで弁護士に行かせるから書類にサインしなさい

もし後で事件であんたが捕まっても私たちは何もしてないんだからね

そのことは肝に免じときなさい」

でもよかったわ蓮は私たちを親だと思ってる

だからあんたはいらないの

さっさと行きなさい役立たず

というと部屋から出て行く両親