wolfeye

永遠の女

３人で飲みに行くと女たちが寄ってくる

香水をふりまき甘い声をだし男を魅了する

だが、俺にはどうしても嫌で結局１人で帰ることに

あいつらはお持ち帰りかホテルかどっちかだな

無償に小春に会いたくなり病院へ

ナースステーションにだれもいないのを確認して

小春の個室に入る

すると、琥珀が小春の手を握りながら寝ている

俺は琥珀を起こすと、「やばい寝てた」と大きな欠伸をする

「お前、この時間まで毎日いてくれるのか？」

「違うよ、今日小春からくるみって女が来てたって聞いて看護婦さんに親父から頼んでもらって

泊まらせてもらうようにした。こいつ誰かいないと寂しそうに天井ばかり見てるんだよ」

俺の事も思い出せてないけど仲良くなってさあ

小春も黒島組に俺と一緒に来たいって言ってるとうれしそうに話す琥珀

「お前のおかげで片付いたよありがとう」と話すとじゃああいつら・・・・

「ああ、消してもらったもう一生会うことない」

「そっかあじゃあ俺は帰る、後は蓮兄に任せる」と言い部屋を出る琥珀

小さな声で、「明日授業終わったらまた来るって伝えて」あいつ授業受けてないって言ったら怒ってさあ

だから頼んだよそういって帰って行った

俺は小春の手を握り小春の胸に顔を横にして乗せる

「ドクッ、ドクッ、という小春の心臓の音」

俺はそのまま眠りについた

目を覚ますと、横に看護婦さんがいてびっくりしていると

よく眠ってましたねと言われ顔をあげると小春が俺を見ていた

「今何時ですか？」と聞くと

「今６時です」と教えてくれた

俺は、３時間も眠ってたんだ

看護婦さんは血圧と体温を測り俺が起きたので小春の傷口を見る

傷の付け替えをして出て行くと

「蓮おはよう、珍しいね蓮がねてるのって」とわらう

「俺も初めてだお前と眠るとよく眠れるのかもしれない

今日から病室に泊まるか？」というと

小春はあわてて、無理無理と右手を横に振る

「痛っと声がする」

「お前バカだな傷がまだくっついてないんだろじっとしてろ」と怒ると

「蓮だって私の身体の上に顔置いて寝てたじゃない」と怒る小春

こんなやり取りができることがとてもうれしかった