wolfeye
それから一か月後小春は退院しそのまま婚姻届を役所にだし俺たちは結婚した。
式は小春が火傷が気になるみたいでしないようにした。

親父たちは俺たちに家に帰ってこいとうるさく言っていたが

俺は自分のマンションで暮らした。

二人っきりの生活はゆったりとして幸せな日が続いていた

あんなに眠れなかった俺が小春が一緒だと眠れる

朝目が覚めると小春は寝ている

寝ぼけて俺にしがみついてくる小春

可愛くて仕方ない

一緒に暮らし始めてからかなたやくるみの話は一切しなかった。

多分わかってるんだろう

たまにごめんねと言いながら泣いてることがある

俺はあいつらの話はしない

あいつらの分まで幸せになればいい

髪を撫でるとうっすら目が開いた

じっと俺を見つめて

『蓮の目は綺麗だねまるでオオカミみたい』と言われ

じゃあオオカミなんで目の前の獲物を頂いたくとしょうか?といい小春の唇にキスを落とす。

これからも永遠にお前と一緒にいたい

『これからもよろしくね』
私のオオカミさん


fin






< 62 / 77 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop