wolfeye
お父さんもそのことは「わかってる」と言ってくれたみたいで話し合いは決着がついたようだ。

「まあ要するに親父たちはお前もかわいいし孫もかわいんだよ手元に置いときたくて仕方ないみたいだ」

でもお前と子供は俺のもんだ。だから子育てが大変な時期は皆の世話になるつもりだ

それでいいか?と聞かれうなずき話が終わるとちょうどマンションに着いた

部屋に入ると仁君が「先に寝てろ」と言いお風呂場へ

私はベッドに横になった

いつも心配になるのは子供を育てられるか?

でも私にはみんながいる、教えてもらいながら愛情を注げばいいんだと最近は少し思えるようになった

あと数か月でわが子に会える楽しみ、不安

一人では無理かもしれないけどあのお家でならできる気がする

私はいつの間にか眠りについた

蓮君が部屋に入ってきたのもわからないまま眠っていた

「疲れたのか?」と優しく頬を触る蓮君

いつの間にか私の横にいた蓮君

ゆめ?でも気持ちい

いつの間にか蓮君にくっつき眠れる幸せ

「甘えん坊だな小春」

と話す蓮君の声はもう聞こえなかった


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