wolfeye

その後

璃琥を産んだ後1年ほど本家でお世話になった私たち親子

琥珀君は自分の一文字が使われていると喜んで璃琥をかわいがってくれた

彩花ちゃんは璃琥のかわいらしさにはまりすぎて毎日学校を早退して

先生に怒られお母さんに大目玉をくらった

とにかくみんなのおかげであっという間に大きくなった璃琥

まだお話はできないが蓮そっくりの顔立ちに少しのんびりした私の性格が合わさっているので

皆の心をわしづかみにしているそうで

いつも璃琥の周りには人が集まってくる

本当は1歳で家に帰る予定が・・・・二人目ができて今妊娠3か月

次の子が生まれるまでお世話になるつもりでお父さんたちにお願いすると

二人とも大喜び…蓮君は家に帰ると言い出したが4人で帰るのを阻止した

璃琥もこの家のほうが沢山の人に囲まれてるから寂しくないと思う

琥珀君は大学に進学するそうだ

今猛勉強中璃琥がはいはいして琥珀君の部屋に行くようになった

お昼寝しているといつの間にかいなくなって焦って探すと

「お兄ちゃんが好きですか?」と優しい言葉をかける声が聞こえてくる

「まただ・・・・ごめんね琥珀君と謝ると」

「いいよ、勉強疲れてたところだし璃琥がはいはいして俺の所まで来てくれるのが嬉しい」

抱っこしながら璃琥の頭を撫でていると向こうから璃琥がいないと叫んでる方が

「彩花お前うるせー」と怒るが

璃琥を見ると「ただいま~」と琥珀君から奪い取り頬ずりをする彩花ちゃん

いつみても可愛い私の天使よ璃琥~

彩花ちゃんは大学は行かないようで、前から好きだったお菓子作りを本格的に習いたいと

パティシエールになりたいので専門学校に行くことになった。



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