ヴァンパイヤに魅せられて〜虜〜
我慢してくれているのは百も承知している。


「リュート、疲れたわ」


そう言って、腕をリュートに差し出せば、彼は躊躇なく私を抱きかかえる。


彼をこんなふうに変えてしまったのは、私。


私との契約で、彼は絶対的な力を手に入れた。
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