~Still~
「ホントですか?」

「しかも強肩なの。物凄いレーザービーム!」

「ホントなんですか?」

颯太の凄く驚いた顔。

エレナは何食わぬ顔で料理を口に運んだ。

その間、じっと颯太の眼を見つめ続ける。

やがて、

「嘘よ」

「フッ……」

瞬間、颯太が甘く睨んだ。

「けど、私もやりたい」

「怪我したらどうするんですか」

「しないわよ」

「その根拠は?」

「何で誘ったのよ?」
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