~Still~
エレナは1日だけ、親友が立ち上げた店『ジュリエット』のオープンセールの手伝いにきていたのだ。
二階に借りている事務所兼倉庫から、商品を下ろす作業の最中、この邪魔な不良共に階段を占拠されてしまった。
早くどけっつーの!
エレナは、階段の幅ギリギリサイズの段ボールを持ったまま、カツカツと踵をならして降り進むと、そこにたむろしている不良高校生に向かって言い放った。
「邪魔なんだけど!」
凛としたエレナの声がビルの壁に跳ね返って響き、3人のうち、二人の男子高校生がエレナを見上げた。
「おーっとぉ!ゴメンネー、お姉さん。てゆーか、うわっ、すっげー美人!」
「なに、オネーサン、芸能人?!
てかこのビル、上から人なんて降りてきたりするんだあ!」
バカか。
おいおい……もうひとり、邪魔なヤツがいるんだけど。
二階に借りている事務所兼倉庫から、商品を下ろす作業の最中、この邪魔な不良共に階段を占拠されてしまった。
早くどけっつーの!
エレナは、階段の幅ギリギリサイズの段ボールを持ったまま、カツカツと踵をならして降り進むと、そこにたむろしている不良高校生に向かって言い放った。
「邪魔なんだけど!」
凛としたエレナの声がビルの壁に跳ね返って響き、3人のうち、二人の男子高校生がエレナを見上げた。
「おーっとぉ!ゴメンネー、お姉さん。てゆーか、うわっ、すっげー美人!」
「なに、オネーサン、芸能人?!
てかこのビル、上から人なんて降りてきたりするんだあ!」
バカか。
おいおい……もうひとり、邪魔なヤツがいるんだけど。