恋のデザインは色鮮やかに。
「ナルちゃんに、の後何て言おうとした?
まさかこれをナルにつけさせて写真撮ろうなんて考えてるんじゃねーだろうな?」
「レイさんには関係ないだろ!」
なんだと…。
「散れ」
そのカチューシャをぽいっと遠くへ放り投げた。
「あぁ!
僕の宝物がー!」
三木は声をあげると、大きな体を揺らしながらカチューシャを追いかけて行った。
やっと邪魔者が去った。
「いいんですか、投げちゃったりして。
怒られますよ」
「ナル、猫耳カチューシャつけろって渡されたらどうする?」
「地面に叩き付けます」
「だろ?
同じことをしただけだ。
いや、叩き付けてないだけ俺の方が優しい」
ナルなら真顔で叩き付けてその上踏みつけるかもしれない。
本気で怒らせないようにしなければ。
まさかこれをナルにつけさせて写真撮ろうなんて考えてるんじゃねーだろうな?」
「レイさんには関係ないだろ!」
なんだと…。
「散れ」
そのカチューシャをぽいっと遠くへ放り投げた。
「あぁ!
僕の宝物がー!」
三木は声をあげると、大きな体を揺らしながらカチューシャを追いかけて行った。
やっと邪魔者が去った。
「いいんですか、投げちゃったりして。
怒られますよ」
「ナル、猫耳カチューシャつけろって渡されたらどうする?」
「地面に叩き付けます」
「だろ?
同じことをしただけだ。
いや、叩き付けてないだけ俺の方が優しい」
ナルなら真顔で叩き付けてその上踏みつけるかもしれない。
本気で怒らせないようにしなければ。