恋のデザインは色鮮やかに。
「さ、樋口はまだまだ余裕でしょー?
もう一軒行くわよ!

他にはー…」


飲み会は一旦お開きとなり、これから二次会に進もうとしていた。


「いやいや、真央フラついてるじゃん。
俺がずっと支えて歩かなきゃいけないの?」


真央は周りにいる伊藤や三木を手当たり次第に誘い、通りすがりのサラリーマンにまで声をかける始末。


「あ、ナルちゃん連れて行こ、ナルちゃん」


そう言っているのが聞こえた。
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