恋のデザインは色鮮やかに。
目を瞑って引いてみる。
「本当に昨日はごめんなさい」


休憩所では真央さんの謝罪会見が開かれていた。


「1軒目を出た辺りからほとんど覚えてなくて…。

目が覚めたら樋口の家だったの」


えっ!!


そんなことここで言ってもいいの!?


ギクッとしてレイさんを見るがいつも通り。
父親である社長はやれやれという表情。


「真央…また樋口君に迷惑かけて…。

お酒の量は上手く調整しなさいと言ってるだろ」


「気を付けまーす」


このやり取りを見る限り、毎度のことらしい。
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