恋のデザインは色鮮やかに。
「まぁ、どれでもいいや。

この辺にあるの適当に出しといて」


適当に!?


そこには大きさがバラバラのたくさんのイラスト。


この中から選ぶなんて大変な作業だし、それ以前に大きな問題がある。


「レイさん…私にはどのイラストもよく見えます。
選べません」


審査員に好き嫌いがあるように、私にも好きなイラストというものがあるらしく、レイさんのイラストは私にとってとても好きな部類に入る。


そんな好きなイラスト達に、順位をつけるなんてできない。


「じゃあ、目を瞑って1枚選べ」


「そ、そんな適当なの駄目ですよ!

コンクールに出す以上、きちんと選びましょう」



そこから、何時間も悩みに悩んでコンクールに向いているものを選んでいった。


そして選び抜かれた5枚のイラスト。


ここからが進まない。
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