恋のデザインは色鮮やかに。
「なー、いつまで仕事やってんの?」


いつまで、だと?


「終わるまでですよ。
でもこの仕事が終わっても別の仕事があるんで、一日中です」


「はぁ?

一日中仕事とかふざけるな。
俺を放置するな!」


「放置してるつもりはありませんよ。

依頼書はたくさん来てるんだから、どれか選んだらどうです?」


「全部却下。
やりたい仕事がない」


「…」


一応全てに目は通しているらしい。
その上でのこの判断。


なら、私が無理にやれとも言えない。


「ナールー」


そんな感じで、レイさんは相変わらずくっついて動こうとしない。
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