恋のデザインは色鮮やかに。
「レイさん…!」
「な、なんで秋野がいるんだよ!」


いるはずのない人が急に現れることによる軽いパニック。


なんでレイさんが?


1階には警備員さんもいるのに、どうやってここまで入り込んで来たんだろう。


「勝手に俺の担当やめるとか、おかしいだろ」


「だ、黙って出てきたことはすいません。
迷惑をかけたと思ってます…」


「なんでコイツの担当なんかやってんの?

俺の担当から外れる気はないって言ってたのは、嘘だったってことか?
俺の機嫌をとるために言ってたわけ?」


「違います!
そんなつもりじゃなくて…、あの時は本気でそう思ってました」


レイさんの目付きが鋭くなる。
言い終わってから、しまったと気づく。
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