恋のデザインは色鮮やかに。
「…悪いけど、伊藤の気持ちは受け入れられない。
時間はかかるかもしれないけど、俺はナルとの関係を修復したい」
あ…。
告白というものは、こんなにもあっさり終わるのか。
「どうしてもナルさんが大事なんですね。
私の気持ちは無視ですか…」
「無視してるつもりはない。
気持ちに応えられないだけだ」
「ナルさんの何がそんなにいいんですか?
青山さんの所に行ってしまっているのが現実ですよ?」
伊藤の言葉は熱くなり、徐々に棘を持つようになる。
「ナルは、1度も俺に黒い感情を向けたことがないんだ。
それがすごく安心できる。
それに、良いイラストを届けるために俺よりも一生懸命に動き回る。
そんな姿を見せられちゃ、黙っていられない。
ナルのためなら頑張ってもいいかって思える。
一番近くで見守っていて欲しい人だから」
レイの言葉にじんわりくる。
気づかなかったけど、レイはナルちゃんに救われていたんだ。
たぶん心の拠り所だったんだろう。
それに、レイはちゃんとナルちゃんのことを見ていた。
どこがいいのか、と聞かれても思い付かないことがよくあるけど、レイは違った。
そんなレイを伊藤が振り向かせることは難しそうだ。
時間はかかるかもしれないけど、俺はナルとの関係を修復したい」
あ…。
告白というものは、こんなにもあっさり終わるのか。
「どうしてもナルさんが大事なんですね。
私の気持ちは無視ですか…」
「無視してるつもりはない。
気持ちに応えられないだけだ」
「ナルさんの何がそんなにいいんですか?
青山さんの所に行ってしまっているのが現実ですよ?」
伊藤の言葉は熱くなり、徐々に棘を持つようになる。
「ナルは、1度も俺に黒い感情を向けたことがないんだ。
それがすごく安心できる。
それに、良いイラストを届けるために俺よりも一生懸命に動き回る。
そんな姿を見せられちゃ、黙っていられない。
ナルのためなら頑張ってもいいかって思える。
一番近くで見守っていて欲しい人だから」
レイの言葉にじんわりくる。
気づかなかったけど、レイはナルちゃんに救われていたんだ。
たぶん心の拠り所だったんだろう。
それに、レイはちゃんとナルちゃんのことを見ていた。
どこがいいのか、と聞かれても思い付かないことがよくあるけど、レイは違った。
そんなレイを伊藤が振り向かせることは難しそうだ。