恋のデザインは色鮮やかに。
中学校、高校、専門学校と同じ学校に通った俺と青山。


気が合うことなんて1度もなく、負けず嫌いなところは似ていていつも競いあっていた。


相手を認めたことなんて、互いにゼロだ。


勉強は青山の方ができるが、スポーツは俺の方ができる。
だが美術に関しては大会によって結果が異なった。


大会が違えば審査員も違う、となればイラストの好みも違ってくる。


きちんとした勝敗がついていないから、その競いあいは今でも続いている。
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