恋のデザインは色鮮やかに。
「あそこで飲んでる人が社長の生田富雄。
父に関しては特に何もないわ。


そして、私はグラフィックデザイナーをしてるの。」


イラストレーターにグラフィックデザイナー。


「デザイナーっていっても、いろいろと種類があるんですね」


「そうよ。

他にもうちの会社には、Webデザイナーとゲームグラフィックデザイナーがいるわ。

彼らがどんな仕事をしてるかは、直接見てから教えるとして…


必要な人には担当をつけてるんだけど、レイの場合1人だとまともに仕事をしないから絶対に担当が必要なの。
あ、もちろん依頼が多いからっていう理由もあるのよ?


もうレイがおかしな奴だってことはわかってると思うけど…あいつの担当なんて大変よ?

コキ使われるかもしれないし。


まぁ、会社としては、レイが選んだ子だからすごく心強いんだけど…

本当にいいの?」


最終確認。


そんな真央さんの斜め後ろから、ジトーとした視線で圧をかけてくるレイさん。


うん、確かに大変そうだ。
だけど…。


「はい…。よろしくお願いします。

もう私…後がないんですよ……あはは」

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