恋のデザインは色鮮やかに。
「卒業して正式な担当になるまでの間、しっかりレイとの距離を縮めておいてね。

ナルちゃんな力でレイが働く。
レイが働けば会社が儲かる。

うちの会社はナルちゃんにかかってるからね」


「そんなプレッシャーにかけられたら、私なんか数秒で潰れちゃいますよ」


「もっと自信もって。
まぁ、片付けなんかから始めたら良いんじゃない?

いざ…突撃!」


「うわぁ!」


真央さんが扉を開けたかと思うと、私は背中をポンッと押されて部屋へと足を踏み入れてしまった。


「…散らかりすぎ」


物があふれかえっていて、部屋の奥に進めない。
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