恋のデザインは色鮮やかに。
「ん…」


なに?


ガサゴソとベットの上に積まれた洋服やガラクタのようなものが動き出す。


「あ…、ナルか」


そしてそこには眠そうにするレイさん。


「うっわ!
いたんですか!?」


まさかそんなところに人がいるとは思わなかった。


よくそんなところで寝られますね…。


「そりゃいるだろ。
俺の仕事部屋なんだから」


「今日からレイさんと私の!仕事部屋です。
こんなんじゃまともに仕事できませんよ。

まずは片付けです」


「えー。
こうやれば仕事できる」


そう言って机の上に散乱する、よくわからない物達を乱暴に一気にどける。


うわうわうわ…。


どけただけだから机の端が更にゴチャゴチャになり、乗りきらないもの達が床に落ちていく。


そのせいでほこりも舞っている。


私はもう一度レイさんに向かって声をあげた。


「片付けますよ!!」
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