恋のデザインは色鮮やかに。
忘れて帰ったのか?


いや、まさか。
いくらナルでも、携帯や財布を忘れて帰ることはないだろう。


ってことは…。


そーっと休憩所を覗いてみる。


蛍光灯は落とされていて、机の上にある電気スタンドの灯りのみ。


そして、その灯りに照らされながら眠るナルがいた。


「まじか」


どうしてここで寝てるんだよ…。


でも、スヤスヤと眠っている所を起こすのも可哀想だ。


仕方なく部屋から毛布を1枚持ってくる。
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