茜空にあなたとあたし
「お前さ、なんで陸上部のマネージャーなの?続けていけんのか?」


朔が隣の席の椅子に飛び乗ってきた。



「大丈夫…だよ、慣れたらできるもん」


ふくれっ面のあたしの肘を掴んだ。



「こんななのに?お前血苦手じゃん?」


ちょっと、教室でこんなのやめてよう。

碧くん…に見られたら…



「や、大丈夫だからっ」

慌てて離れるあたし。


自分の血は割と大丈夫…になってきた。
でも、昨日の手当ては貝崎先輩してくれた。

ブツブツ文句言いながら。


碧くんが心配そうに朔の向こうから見てる。


「大丈夫だよ」


口パクで言って笑顔で頷いた。


碧くん少し笑って笑顔で頷いてくれる。




同じ部活って…

サイコー‼︎













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