茜空にあなたとあたし
「あ、ヤバッ」
慌てて止めに行く。
貝崎先輩に見られたらまた怒られちゃう…
あたしは急いで水を止めた。
はぁ…濡れちゃったけど、すぐ乾くかな。
ホースを取りにグランドへ戻ると、なぜだか周りの男子の目線が…
「おおっ」
サッカー部の人からも変な声が上がる。
「痛っ!誰だ…?」
サッカー部の先輩の頭にサッカーボールが当たり騒いでいる。
「朔か?お前…!」
「すみませーん、先輩!」
朔の声が遠くに聞こえる。
パサッ
ジャージの上着がかけられた。
「篠田さん…透けてる」
その言葉にあたしの顔は真っ赤になる。
嘘…恥ずかしい…
そのまま前を閉められる。
そっと視線を上げていくと、
「碧くん…」
涙目のあたしを碧くんがちょっとムッとした顔で見た。
「こんな姿見せんなって…もう、マジで…」
あたしの肩を掴む碧くんの手に力が入る。
「ご、ごめん…」
なぜか謝るあたし。
碧くんが男だと改めて感じた瞬間。
そんな碧くんに…あたし…
ちょっと近づいて微かに碧くんの体温を感じようとしてしまう。
抱きしめてくれたらなぁ…なんて、こんな状況でも思うあたし。
欲求不満?
慌てて止めに行く。
貝崎先輩に見られたらまた怒られちゃう…
あたしは急いで水を止めた。
はぁ…濡れちゃったけど、すぐ乾くかな。
ホースを取りにグランドへ戻ると、なぜだか周りの男子の目線が…
「おおっ」
サッカー部の人からも変な声が上がる。
「痛っ!誰だ…?」
サッカー部の先輩の頭にサッカーボールが当たり騒いでいる。
「朔か?お前…!」
「すみませーん、先輩!」
朔の声が遠くに聞こえる。
パサッ
ジャージの上着がかけられた。
「篠田さん…透けてる」
その言葉にあたしの顔は真っ赤になる。
嘘…恥ずかしい…
そのまま前を閉められる。
そっと視線を上げていくと、
「碧くん…」
涙目のあたしを碧くんがちょっとムッとした顔で見た。
「こんな姿見せんなって…もう、マジで…」
あたしの肩を掴む碧くんの手に力が入る。
「ご、ごめん…」
なぜか謝るあたし。
碧くんが男だと改めて感じた瞬間。
そんな碧くんに…あたし…
ちょっと近づいて微かに碧くんの体温を感じようとしてしまう。
抱きしめてくれたらなぁ…なんて、こんな状況でも思うあたし。
欲求不満?