茜空にあなたとあたし
「お前のこと恋愛対象に見れる奴いないから。もっとこう…」


胸の前で大きな胸をジェスチャーする朔。


ふてくされてると、


「美雨…男はさお前が思ってる以上に…怖いんだよ?」


いきなり腕を掴まれて座ってるソファの上で押し倒された。


「美雨をどうにでもできる…」


あたしは力いっぱい抵抗した。


朔はあたしの首に口づけて、

「美雨みたいな華奢な女の子は力で男には敵わないよ?」

唇が触れそうな距離で言った。


「いや…」


あたしは朔の寂しそうな瞳に心が詰まりそうになった。
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