茜空にあなたとあたし
色素の薄いフワフワな猫っ毛に少し汗が混じる。


ああ…近づきたい。

猫のような丸く少しつり目な瞳が笑うと優しい。

意外と大きな口で笑う。


きれいな鼻筋。

横顔がきれい…



走りながら通り過ぎる碧くんにずっとずっと瞳は捕らわれてあたしはしばらく動けなかった。

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