茜空にあなたとあたし
朔ではなく碧くんと一緒に登校して来たことに、周りはざわめいていた。

「朔とはやっぱりただの幼なじみだったってこと?」

と、喜んでいる女の子達が沢山いた。

そんな中、風南が言うには、

「私、碧くんのこといいなって思ってたのに…」

と、言う声もあるらしい。


誰も傷つかないのが一番いいけれど、恋においては難しいのかもしれない。


だからこそ、その分、碧くんのことを大切にしなくちゃいけない。

碧くんが、朔と今まで通りにいてくれたことが私の心を軽くした。

あんなことあったけど、朔は今でも大切な幼なじみ。

あたしの大切な人。
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