きっと君を探すから〜kiyoto〜












それからどんなに眠っても


清人の夢を見ることはなかった。






ただ


最後の最後まで


清人の頭の隅には必ず

鈴がいた。






会いたくて

会いたくて

どうしようもないくらい

会いたかった鈴を

頭の中に描きながら

清人は亡くなった…。





亡くなった。



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