きっと君を探すから〜kiyoto〜
でも、もしそうなら
なんであんなに元気な清人が死んでしわなきゃならないんだ…?
清人はそんな簡単に死ぬような奴なんかじゃない。
それは俺が1番よく知っている。
「祖母ちゃん‼
その大地さんはまだ生きてるの?」
もし、この世界に清人が本当にいたなら…
俺は知りたい。
清人の生きた証を
清人がこの世界にいた証を…。
「もう、何十年も連絡はとってないからどうだろうねぇ…」
「もし、生きているとしたら何処にいるだろうか?」
「栄二、一体どうしたんだい?
さっきから顔色が悪いよ…?」
そう聞かれて
俺は返す言葉を無くして黙り込んでしまった。
こんなファンタジックな話しを祖母ちゃんにしたって信じてもらえるはずがないんだから…。