きっと君を探すから〜kiyoto〜
「栄君と張り合うんじゃなかったの?」
「それは新学期から」
栄?
夢の中で初めて登場した名前だ。
それにしても栄という名前には聞き覚えがあるような気がしたんだが
気のせいだろうか…。
鈴にしっぺをされながら
しつこくお願いすると
鈴はしばらくして、自分の宿題を取りに行き、見せてくれる。
「でも、きっと先生にはバレるわよ?」
「バレたらバレたで言い訳するからいいさ」
そんな適当な事を言いながら、宿題を写していく。