きっと君を探すから〜kiyoto〜





「潮田君、潮田栄二君…?」


一人でSF映画を観に行った時

偶然、一人で映画館に来ていた山本春菜先生と席が隣同士になった。


「…先生もSFを1人で観に来たりする事があるんですか?」

「ええ、誘う彼氏もいなくてね」と、冗談交じりに笑った彼女の、学校とは違う顔をみて

すぐに恋をしてしまった。



もしかしたら、俺はけっこう惚れやすいタイプだったかもしれない。


昔からちょっと気になった女の子と、たびたび、目が合うだけで意識してしまったり


偶然、塾が一緒でよくお喋りをするような女の子に想いを寄せたこともあった。





< 69 / 202 >

この作品をシェア

pagetop