俺たちの妹・2
今日もいつもの場所で待ち合わせ。
……だったんだけど、教授に捕まってしまってなかなか抜け出せなかった。
みぃはきっと、待っててくれるから急がないと……
カフェに着くと、みぃが物思いにふけりながら待っていた。
声をかけるとにっこり笑ってくれた。
大学生になってから、一段と綺麗になったと思うのは、俺だけじゃないと思う。
みぃは俺の彼女だと周りに見せつける為にも、このお昼の時間は欠かせない。
高校からの関係を知ってる人ばかりじゃないから、少しだけ焦っていたりもする。
みぃは、自分の事に関しては鈍感だからな……
みぃと同じ学部に悠斗がいるのは、俺にとってはとても心強く安心も出来る事だった。
授業中に何かあっても、離れていたら気づけないけど、悠斗が居る事によって、把握出来るから。