俺たちの妹・2
俺は、悠斗と楓に連絡を取った。


みぃと深山さんが俺の知らないところでいつ会っていたか。

それが知りたかった……


pipipipipi…
〔もしもし〕
〔悠斗? 葵だけど…〕
〔あぁ、どうした?〕
〔実は、ここ2週間のみぃの様子を知りたくて……〕
〔みぃちゃん、何かあった?〕

俺は今日みぃの身に起こった事を説明した。

〔………………俺、みぃちゃんが登校してる大抵の日は講義を一緒に受けてたけど、今日も教室で辛そうな感じはなかったんだ。
だから、午前の講義が終わったらそのまま別れて……〕

講義後に接触してたのかも……

〔悠斗、講義が終わったらいつも教室で別れてる?〕
〔うん。二人の邪魔しちゃダメかなと思って……〕

悠斗の気遣いは嬉しかった。
でもその時が狙い目だったのかも……

〔俺の方が終わるの遅いからさ……
俺が来るまでみぃと一緒に居てやってくれないかな?〕
〔それは問題ないよ……もしかして、葵を待ってる時間に接触してたのか?〕
〔分からないけど、可能性は大きいかな……〕
〔そうだったんだ……葵、ごめんな〕
〔悠斗が謝る事じゃないよ〕
〔でも、俺が近くに居たのに……〕
〔みぃも自分から言ってこなかったし、誰も防げなかったよ……〕
〔これからは気をつけるよ〕
〔悠斗、ありがとな〕
〔みぃちゃんも大事な友達だからね〕

ほんと悠斗はいい奴だ……

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