俺たちの妹・2

ガチャ

「……………おまたせ」

みぃみたいな声で話しかけてみた。

「「……………」」

「ちょっと、何か言いなさいよ」

「あ、桜だ」

「あまりの変わりぶりに、違う人が来たのかと思ったよ」


「二人とも、なかなか酷いこと言うのね」

「あ、ごめんごめん…でも似合ってるよ。桜はみぃみたいな服装も似合うんだね」

「いわゆるイメチェンだな。司さんビックリするんじゃねぇ?」

これって褒められてる………?


「……………褒めてる?」

「「もちろん」」

「ならいっか。これで私は明日登校するの?それとも途中で着替える?」

「昼休み前だけでいいから、途中で着替えてもらったらいいよ」

「わかった」

「顔をを見せると別人ってバレるかも知れないから、俯き加減でね……」

「わかった」

「桜ちゃん、さっきの声はみぃちゃんに似てたから、あれで相槌くらいは大丈夫だと思うよ」

「わかった」

「最後に、俺たちが近付くまで、バラしちゃダメだよ」

「……………わかった」

これが一番問題だったりして……
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